・当山はその創建年代は不明ですが、もとは真言密宗に属し永楽寺と称していました。
・大永7年(1527)京都総本山本隆寺開祖、常不軽院日真大和尚が有馬へ湯治の途中巡錫して、久代村に於いて辻説法をなされました。
・その説法の聴聞に一人集まリニ人集まり、法華経の功徳甚深なるに感激した村民は日真大和尚に帰依し、当時の永楽寺住僧法印も檀越と共に帰依改宗し、久成寺(くじょうじ)と改められました。
・依って法印に宝樹院日豊の名を与えられ、日豊上人は日真大和尚を久成寺開山と仰ぎ、自ら中興となられ、現在に至ります。
・当山はこの事跡により聖跡地として本山より由諸寺院(重要な遺跡又は顕著な沿革のある寺)として永代その寺格は保有されています。
・開山日真大和尚の徳風を受け継ぎ、新しい時代の寺院として布教活動が続けられています。